市販の育毛剤で医薬品のものはどれ?効能や注意点について解説!

医薬品の認可を受けている市販の育毛成分は「ミノキシジル」

ミノキシジルはもともと高血圧の患者さんのための飲み薬として開発され、血管拡張剤として使われていました。しかし、その後の研究でミノキシジルには血管拡張作用だけではなく、育毛作用があることがわかったのです。


ミノキシジルは毛根の周りにある「毛包」という部分に働きかけ、毛の細胞分裂やタンパク質の合成を促進し、毛を太く強く育てる育毛効果があります。さらに、既に始まってしまった抜け毛の進行を抑える効果も期待できると言われています。


「医薬品」と「医薬部外品」の違いは、ざっくりと言えば対象の症状に対して「一定の効果がある」と厚生労働省が認めたものが医薬品で、「対象の症状に対して緩やかな効果があるのではないかと期待できる」と厚生労働省が認めたものが医薬部外品です。いずれも厚生労働省の認可を受けていることに変わりはありませんが、はっきりと効果が期待できるのは医薬品の方です。

「ミノキシジル」が含まれている市販の育毛剤

2019年1月現在、「ミノキシジル」が含まれている市販の育毛剤には以下のようなものがあります。


  • 大正製薬「リアップ」シリーズ
  • アンファ「スカルプD メディカルミノキ5」
  • 東和製薬「ミノアップ」
  • ロート製薬「リグロEX」
  • 日本ジェネリック「ミノキシジルローション5%『JG』」


日本で「ミノキシジル」を含んだ製剤は長い間、「リアップ」1種類のみでしたが、2018年8月の「スカルプD メディカルミノキ5」の発売を皮切りに、次々とミノキシジル製剤が増えてきました。これら以外の育毛剤にも厚生労働省の認可はあるのですが、全て「医薬部外品」というくくりであり、効果にはかなりの個人差があることを理解して使う必要があります。

「ミノキシジル」に副作用はあるの?注意点は?

はっきりと効果が認められているのならいいことずくめのような気もしますが、「良薬口に苦し」ということわざもあるように、それだけはっきりと効果が認められているということは、その半面、副作用のリスクも医薬部外品と比べて高いということです。ミノキシジルの副作用として確認されているものには、以下のような症状があります。


  • 頭皮のかゆみや炎症
  • 血圧低下、心拍数増加
  • 頭痛、めまい
  • 体重増加
  • 手足のむくみ


そもそもミノキシジル製剤は、高血圧の患者さんに対する血管拡張剤として開発されました。そのため、血管を広げて血圧を下げる効果があります。もともと血圧が低めの人が使う場合は、必要以上に血圧が下がってしまうリスクがあり、注意が必要です。

まとめ

市販の育毛剤に含まれる成分で医薬品の認可を受けているのは、「ミノキシジル」の一種類です。しかし、発毛効果が認められている代わりに副作用のリスクも同時に医薬部外品と比べて高いと言えます。副作用にあるような症状が現れた場合は使用をいったん中止し、すぐに医師や薬剤師に相談しましょう。