子どもの円形脱毛症には家族のサポートが必要

子どもの円形脱毛症とは

生活の中での不安や心配などの精神的負荷がかかることで、そのストレスが起因して円形脱毛症を発症する場合があります。15歳以下の子ども、とくに幼児気の子どものなかには、自分の気持ちや意見を上手に言葉にして表現出来ないことが多く、その場合周囲の家族はそれを察したり、気付いてあげられないことが多々あります。子どもの円形脱毛症の治療は、大人同様治療期間に時間を要し長期にわたって円形脱毛症と付き合わなければなりません。円形脱毛症の治療とともに、子どもの精神的なケア、サポートが不可欠となってきます。患者とともに根気が必要です。

子どものストレスを最小限に

子どもには子どもの世界があるために、円形脱毛症のように頭に脱毛があることでからかわれたり、いじめられたりといった恐れがあります。脱毛斑があるだけで精神的ショックと落ち込みが生じるので、余分なストレスや負荷を和らげることが最優先です。子どものストレスを最小限に抑えることで、治療にも前向きに積極的に専念出来るでしょう。総じて子どもが安心して円形脱毛症を受け入れられるように心掛ける必要があります。男女問わず発症するために、とくに女子の場合は人目を気にするため脱毛斑を上手に隠してあげるなど工夫しましょう。可能な限り子どものストレスを最小限にしてあげます。

家族や周囲のサポートが必要

円形脱毛症は、軽度では自然に治癒する場合がありますが、ささいなことでまた脱毛が再開したり、重度の場合は発毛再開が困難で治癒までに長時間要する場合があります。一番目立つ頭部の脱毛斑は、見た目が大きく変わり過度にストレスがかかります。子どもの円形脱毛症はとくに、多感な年代であればあるほど周囲の理解とサポートが必要です。そのなかでも、子どもが脱毛症による悩みや不安などを周囲に打ち明けられる環境がいちばんです。不安を吐露しながら前向きに治療に向き合うことで改善に効果が期待出来ます。円形脱毛症の正しい理解と、上手な付き合い方、生活の仕方などを子どもと一緒に理解することが大切です。

子どもの抜毛症と円形脱毛症

子どもの円形脱毛症と混同しがちで全く異なる疾患に抜毛症があります。抜毛症とは、心的不安など不安定な思春期の子どもに多く見られる症状で、自分で自分の頭髪を抜いてしまいます。髪の毛を抜くという行為で一時的な安心を得ます。円形脱毛症は、脱毛斑の境界がはっきりと鮮明ですが、抜毛症は自分で無意識で抜いてしまうため抜毛斑の境界が不鮮明です。まだらに地肌が目立ち、抜いた毛が生えてきてツンツンと短く目立つなどの特徴があります。利き手に近い側に脱毛斑があることが多いのも特徴です。円形脱毛症も抜毛症も不安な精神状態から発症することが多いために、家族の温かい支えが大きな治癒力となります。