日本は遅れてる?男性型脱毛症が解明されたのは紀元前だった!

日本の医療は西洋医学が主流

現代の日本の医療は、西洋医学を取り入れることが主流になっています。AGA(男性型脱毛症)の治療においても例外ではなく、主にアメリカ発祥の塗り薬や飲み薬を用いることがほとんどです。しかし、海外で使用される治療薬が日本では処方不可、即ち制限が設けられるという実情があります。私たちが思うよりも、日本の医療技術は遅れを取っていると言えるでしょう。そしてAGAのルーツも、予想以上に奥深いもの。今回は、西洋医学におけるAGAの歴史と治療薬についてのご紹介です。AGAに関する知識をより深めたい方は、是非最後までご覧頂くことをオススメします。

AGAの歴史について

頭頂部、前頭部の毛髪のみが抜け落ちてしまうAGA。そのメカニズムの発祥は、なんと紀元前400年頃にまで遡ります。当時、ヒポクラテスと呼ばれるギリシャ在住の哲学者が、「宦官に痛風と禿げはない」という名言を残しました。宮廷に使えた男児の奴隷を宦官と呼んでいたのですが、多くの宦官がしきたりにより睾丸を取られています。AGA発症は主に男性ホルモンが原因ですが、その分泌量と睾丸の関係性は切り離せないものです。要は、睾丸がない男性に男性ホルモンは存在しない、つまりはAGAになる可能性は極めて低いということを謳ったのです。

AGAの生化学的研究は戦前からスタート

宦官への人間観察から、睾丸と毛髪の因果関係に目をつけたヒポクラテス。その先見の明は、とても鋭いものでした。更に次の時代には、アリストテレスと呼ばれる哲学者が睾丸における体毛との関係性を研究しています。睾丸があることで体毛が生えたり、薄毛になるという研究結果を実証したのです。そして第二次世界大戦前から、男性ホルモンの生化学的研究が積極的に行われるようになります。1960年代になると研究は更に躍進し、AGAの原因であるDHTは、テストステロンから5a-還元酵素によって変換されることが証明されました。治療薬を開発する、重要なきっかけと言えます。

国内の治療薬販売は少し遅め

1983年になると、5a-還元酵素における阻害薬の研究を開始。アメリカのメルク社は、現在のAGA治療薬であるフィナステリドの合成に成功したことを発表しました。1998年に、フィナステリド配合の治療薬「プロペシア」が発売されて以来、AGA患者の治療に広く用いられるようになります。ちなみに、日本国内のプロペシア参入は2005年12月からと少し遅めです。今現在では、様々なAGAクリニックでプロペシアが処方されており、年々その認知度も上昇傾向です。AGAに悩む方の需要も高いことから、長年の研究が功を奏した、と言っても過言ではありません。